交通量の多い幹線道路沿いの敷地で建築としての魅力を引き出せるかが課題となった。商業エリアではあるが周辺は比較的開放されており採光を確保するにも最適な場であり、建物を看板として機能させる重要性があった。緑町という土地から山をモチーフにし、南側を待合としても開放できる広いドッグラン、北側を診療所として利用する計画とした。
エントランスから待合室に入ると2層分の吹き抜けとなっており、ドッグランとも隣接させ、人、動物たちを迎え入れる上でゆったりと、どこか自然な環境におかれるような内部空間を与えた。個室は動線計画に配慮して最短距離でスタッフが働ける環境とした。2階は事務室やスタッフルーム、トリミングも経営できるスペースを設けている。敷地は元々鰻屋が建っており、長く地元に親しまれていたお店でもあった。当建築も幹線道路沿いの景観にとって良い影響を与え、永く、多くの動物たちを見守る病院であってくれればと心から思う。
用途規模:動物病院 木造2階建
敷地面積:466.78㎡
施工面積:129.03㎡
施工:関口建設|関口栄一 笹木英明