ホテルライクなコートハウス「ドッグランのあるタイル床の家」
この家のご夫妻は、結婚後、バンコクで働き、暮らしていました。さまざまな事情から日本へ戻ることになり、「最後の夢を実現したい」と家づくりを決意されました。その一言には、これからの人生への想いが込められており、とても印象に残っています。
ご主人が笑いながら話してくれた「ちょっと変わった家族」とは、タイ人の奥様と2匹のチワワ兄妹。家づくりの中心には、いつも愛犬がいました。その想いから生まれたのが、芝生のドッグランを備えた住まいです。
LDKは大きな吹き抜けを設け、開放感あふれる空間に。一方で、大きな開口はドッグラン側に向け、外部からの視線はできるだけ抑えました。プライバシーを守りながら、光や風を存分に取り込める住まいを目指しています。
室内の床はすべてタイル仕上げ。バンコクでの暮らしで慣れ親しんだスタイルを、日本の住まいにも取り入れました。浴室を含め、ホテルライクで洗練された空間を目指しています。
愛犬たちは、芝生のドッグランを思い切り走り回り、散歩から帰ればエントランス側からもドッグラン側からも利用できる足洗い場へ。そのまま室内へ入れるよう、毎日の暮らしを想像しながら動線を計画しました。
中庭の奥にはユーカリを植え、浴室から緑を眺めながらゆったりと過ごせるよう配置しています。日々の何気ない時間が、少しだけ豊かになることを願って設計しました。
タイでは金色は幸せを呼ぶ色とされています。奥様の想いを受け、照明などのインテリアにさりげなく取り入れました。異なる文化や価値観を住まいに自然に溶け込ませることで、その家族だけの空間が生まれます。
構造 木造 2階建て 新築
竣工 2024年12月竣工
敷地面積 151.50 ㎡(45.83坪)
延床面積 113.53 ㎡(34.34坪)
1階床面積 63.22 ㎡(19.12坪)
2階床面積 50.31 ㎡(15.22坪)