<眺望と斜面地がつくる多種多様な室内空間>
眺望に開かれた広々とした斜面地を含む敷地の、高台の細長い平地部分に建つ見晴らしの良い家です。家のさまざまな場所から異なる景色を楽しめることと、斜面地に秘密基地のような地下室を、との要望でした。
細長い平地の南斜面に面して建物を細長く配し、家のすべての場所が眺望に向かうようにしました。さらに平地の形状に合わせて建物も少し「くの字」に折り曲げ、異なる2つの角度から景色が楽しめるようにしています。
平地に収まりきらなかった面積は、斜面に半地下の寝室と、空中に持ち出した和室に少しずつ割り当てました。平屋なのに地上から隔たった地下と空中にも部屋があるのは、斜面地ならではの建ち方です。
地下/地上/空中というのは、少し大げさに言うと、地球があることによって生じる3つの根源的な空間の質の違いとも言えます。その3つのスペースが斜面と眺望とのつながり方を異なるかたちで反映することで、それぞれのインテリア空間の質を引き出せるように、窓と室内空間の関係を意識し計画しました。
用途:住宅
家族構成:夫婦+子供2人
構造:木造平屋建て
規模:地上1階・地下1階
敷地面積:637.8㎡
建築面積:103.6㎡
延床面積:93.4㎡
構造設計:tmsd萬田隆 構造設計事務所(萬田・小林)
施工:株式会社 匠建築工房(撫養・大園)