お施主様は、当初、古民家を購入しリノベーションして住まうことを希望しておられましたが条件に合う物件が見つからず、土地を購入して新築することに方針を転換されました。
せっかく建てるのであれば、他にはないような、楽しくて、ワクワクするような、そんな家にしたい。どこにあるかわからない玄関?ヌック?庭とのつながりは?上下の空間移動も!回遊動線にしたい!
ご要望はどんどん膨らんでいきますが、「大きい家は要らない。日当たりのいいところでのんびりしたい」という核となる部分があり、そのどちらも取り入れるにはどうすればよいかという点を主軸にプランニングを進めました。
南隣地のリビングがこちらの敷地に向いて開かれていることから、生活する上でお互い気を使わないで済むような各室やデッキの配置や、開口を計画。敷地西側に広がる農地の景観も取り入れています。また、上下の空間をシームレスにつなげながら住まい心地(特に温熱環境)を担保するため、設計当初より外断熱・高気密・スキップフロアを意識して計画。床置きエアコンの温風で床下を温め、ダウンフロアとしているリビング・キッチン・こども寝室の冬の寒さの緩和を狙っています。
仲良し家族が温かく寄り添いながら暮らしていく姿を思い描いて、都会的な無機質さではなく自然素材の有機的なぬくもりを感じられる室内の装いとなるような家が出来上がりました。