二世代の調和と個の豊かさを紡ぐ光の住処
本住宅は、ご夫婦と母親の三人が生活するための住空間として設計され、各々の趣味と仕事を快適に楽しむための環境づくりを目指している。住宅の設計においては、生活空間としての機能性と家族間のつながりを重視し、LDKと2階のロフト空間を一体化させることで、視覚的および空間的な広がりを持たせている。
南側の庭に向けた大きな開口部や、空を見上げる窓が配置され、自然光を豊富に取り入れることで、室内の豊かさと開放感をもたらしている。玄関には、趣味であるロードバイクのメンテナンススペースを設け、機能的かつプライベートな空間が確保されている。さらに、新たに植えられた桜の木は、年月を重ねて家と共に成長し、家族と環境の一部としての役割を果たすようになっている。
本住宅は、長年住まわれた家の建て替えであり、周辺の古い町並みに配慮しながらも、むしろこの住宅を軸に周辺環境が変化し、景観が更新されていくように願いたい。外観は白を基調としつつ、全体の高さを抑えることで周辺環境に節度をもたらしており、まちの風景が自然と新たな佇まいへと導かれることで、家と街とが呼応し合う関係を生んでいる。内部空間は、家族間の生活の質を高め、各々が過ごす時間を快適にするために設計されており、個別のニーズを反映した機能的なレイアウトとなっている。
用途規模:専用住宅 木造2階建
敷地面積:305.13㎡
施工面積:97.91㎡
施工:関口建設|関口栄一 関口達也