大阪市淀川区。大きなマンションやオフィスビルと中小の戸建住宅・商店が建ち並び交通至便な反面、日照やプライバシーの確保が難しい住環境の中、戦前から続く長屋街が時代と共に分割・建替えられビルの谷間に最後まで残った1戸がお施主様の住まいでした。それを解体して建て替える計画です。
南北に細長い矩形敷地を各々4帖半程度になるよう2×4=8つに区画し、ガレージと玄関を兼ねる土間、母の寝間、親子の居間から成る3つの「間」と2つの広縁、キッチン、浴室、サニタリーを、効率的な動線と通風・採光・プライバシーを考慮しながら割り当てます。それらは間口に合わせて設えた「戸 = 間戸」の開閉によってつながり或いは切り離されながら親子の日常を支えます。間戸は中間領域やバッファーゾーンといった曖昧な余地を残さず、ある閾値を超えた瞬間にONとOFFが切り替わる離散的なものとして設えました。
家族構成|男性+お母様 構造規模|木造2階 用途|一戸建ての住宅 敷地面積|22坪[73m2] 延床面積|23坪[81m2] 施工床面積|25坪[110m2]
設計監理|山本嘉寛・大武みなみ[yyaa] 施工|[サンフィールド建築工房] 鉄扉|[徳澤鉄工所] 表札金物|[bowlpond]