戦前に建てられた賃貸長屋が軒を並べる京都市東山区の昭和小路。入退去のタイミングで住戸内外の改修を進め、今回が第3期工事。つぎはぎリフォームや入居者のDIYによりパッチワークだった外観が計画が進むにつれて整理され、屋根や漆喰塗りの統一感と、格子や窓のデザインの相違が程よいバランスを獲得しつつあります。
今回は店舗やオフィス等、小商いを行う職住一体の生活を想定して水廻りはコンパクトにまとめ、間仕切を取り払って最大限ワンルームとして使える間取りとしました。大きめの空間をつくりながら既存の柱梁・敷居で囲まれた骨格を残し、アルミサッシで断熱・気密・防音・防犯性を確保しながら内側に既存の木製建具を入れて、現代的なニーズに応えながら細やかな町家の雰囲気を維持出来るよう努めています。
構造規模/木造2階 用途/長屋 敷地面積/17坪[55m2] 延床面積/24坪[80m2] 施工床面積/24坪[80m2]
設計監理/山本嘉寛・文野智大[YYAA] 施工/[城南組] 不動産コンサルティング/[京都R不動産]