Abax Architects
らせん階段|設計事務所による注文住宅7選|デザインと機能の両立
著者:クラスキ編集部
らせん階段は、その造形的な美しさから住まいのシンボルとなり得る建築要素のひとつです。一方で、設計においては昇降のしやすさや安全性、素材の選定、構造との関係、建築基準法上の寸法規定など、デザインと機能を両立させるための丁寧な検討が求められます。素材によって生まれる表情は大きく異なり、空間全体のトーンとの調和も重要な視点です。吹き抜けと組み合わせることで光が螺旋に沿って落ちる演出が生まれたり、コンパクトな空間での面積効率に優れる側面もあります。デザインの意図と生活の使いやすさを丁寧に融合しながら、らせん階段が住まいの個性を高めた事例を紹介します。
富士の家
佐賀高橋設計室
ビルトインガレージ、ペット室、オープンなキッチンと富士山を望むデッキテラスを備えています。キッチンからダイニングを通らずにパントリー、バックヤード、洗濯室へとつながる動線により家事を効率化しています。
西岡本のガレージハウス
株式会社 イン・エクスデザイン
神戸山手の敷地に建つ本計画は、ほぼ平屋の1階完結の生活空間で、海・市街地を望む抜けと愛車に挟まれる位置にリビングダイニングを配しています。北側の螺旋階段を納めた吹抜のハイサイドライトが1階のダイニングやエントランスホールに南光を届けています。前面道路が狭いため道路から引いた空地を設け、来客対応とプライバシー確保の盾としています。引き戸内のセキュリティーを保ったフロントコートが風の道をつくり、閉じながら開く空間を担保しています。
風のカタチ
小島光晴建築設計事務所
群馬県伊勢崎市に建つ、自然環境を活かした住宅です。エアコンに頼らない快適性を目指し、風の流れや地熱利用、日射制御など、日本家屋の知恵を現代的に再解釈しました。天井勾配や床の段差、壁高さを調整することで視線を遮りながら開放感を確保し、庭とのつながりも重視。三度の夏をエアコンなしで過ごしている、環境と調和した住まいです。
細長変形地の二世帯コートハウス
設計事務所アーキプレイス
都心の住宅密集地に建つ、三方向を建物に囲まれた細長い敷地に計画された木造3階建てのコートハウスです。南西側の限られた抜けを生かし、コートやデッキテラスを配置することで、外部からの視線を遮りつつ光や風を取り込む住環境を実現しました。音楽を趣味とする共働き夫婦と愛猫と暮らす叔母のための、完全分離型の二世帯住宅となっています。
軽井沢の家
暮らしの醸造所
軽井沢の静かな別荘地に建つ、定年後の夫婦と愛猫のための住まいです。小川のせせらぎや木々の揺らぎが感じられる豊かな自然環境に寄り添い、建築が風景を主張しすぎないよう慎ましく計画されました。橋を渡りながら玄関へと向かうアプローチは、景色の変化を楽しむ体験そのものとなっています。窓から望む四季折々の風景や光と影の移ろいが、日々の暮らしに静かな感動をもたらす住まいです。
SAKURAの家
井上久実設計室
借景の桜を楽しむことをテーマに計画された住まいです。主な生活空間を2階に配置し、リビングを覆うルーバーによって外部からの視線を抑えながら、桜の景色を美しく切り取っています。ルーバーの角度は桜が最も映えるよう調整されており、日射も効果的に遮ることで、直射日光の入りにくい快適な室内環境を実現しました。
南森町の家
Abax Architects
ビル最上階のペントハウス住宅で、中庭とバーベキューテラスを設けています。浴室からテラスの観葉植物を眺められる配置としています。
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