株式会社 ファーイースト・デザイン・ラボ
ホテルライクな家|設計事務所による注文住宅9選|日常の中にある非日常
著者:クラスキ編集部
旅先のホテルで感じる、ゆとりある空間と上質なひとときを、日常の住まいの中で実現したい。そんな願いに応えるのが、ホテルライクな住宅設計です。広々としたバスルーム、間接照明が醸し出す落ち着いた光環境、統一感のある素材と色調、収納をすっきりと隠した空間構成など、ホテルのような心地よさは設計の細部の積み重ねから生まれます。設計事務所は施主がどのようなホテルに魅力を感じるか、どんな時間に豊かさを感じたいかを丁寧に引き出しながら、生活感を上手に隠しつつも機能的な住まいを設計します。毎日が小さなリゾートになる住まいの事例を紹介します。
+UMI 〜リフォームデザインコンテスト 審査員特別賞/TDYリモデルスマイル作品コンテスト(TOTO) 優秀賞〜
YIA イシウエヨシヒロ建築設計事務所
瀬戸内海を望む住まいを、景色と暮らしが響き合う空間へと刷新したリノベーションです。海に向かって大きく開くデッキをアウトドアリビングとして設け、室内からも常に海の気配を感じられる構成としました。住まいの中心にはオープンキッチンを配置し、景色や会話を楽しみながら料理ができる環境を実現。映画鑑賞を楽しむシアタールームも備え、ゲストを招く際には一体的な大空間として活用できます。海とともに過ごす豊かな時間を丁寧にかたちにした住まいです。
眺望の箱
SUR都市建築事務所
私鉄駅から数分の郊外に立つ本住宅は、土地探しから関わり決めた南向きの急傾斜地に位置します。道路より下がる敷地で、玄関は高天井のワンルームLDKに面した2階にあり、階下に個室群と水回りを配しています。LDKからは刻々と変わる眺望が広がり、空調は床下エアコン(暖房)と2階LDK上部の冷房用エアコンの計2台でまかないます。
軽井沢カウンターポイント
PODA一級建築士事務所
軽井沢の傾斜地に建つ別荘で、うねるコンクリート屋根、段床、曲面壁が森を散策するような時間体験を室内に取り込みます。外観から内部を予期しにくい「自由と不可測」を志向し、屋根はアプローチで変容して訪問者を覆うアーチとなり、駐車場上の屋根上では山歩きが体験できます。屋根の起伏は天井に反映され、段床と樹幹状の曲面壁に設けられた本棚・キッチン・暖炉のニッチが多様な振る舞いと視線の変化を生み、眺望とポリフォニー的な風景を体感できます。
帝塚山東の家
Abax Architects
間口5.2m、奥行24.7mの細長い敷地に建つ、鉄骨3階建ての都市型住宅です。南側に広がる老健施設の庭の植栽を借景として取り込み、都市の中にありながら豊かな緑の気配を感じられる計画としています。建物中央には中庭と階段室を配置し、各室へ光と風を導く構成としました。中庭には竹を植え、雨の日には水が薄く溜まり水盤となって、静かな風景をつくり出します。都市の密度の中に、自然の気配を繊細に取り込んだ住まいです。
IMAGINE
吉デザイン設計事務所
リノベーションで生まれた「IMAGIN」は、日常にささやかな物語性を添え、想像力を刺激する住まいです。空間の中心には家族が集う全長約5メートルの開放的なキッチンを配置。シンデレラの階段をイメージした遊び心溢れるシューズルーム、幾何学的なデスクが佇む読書スペース、そしてホテルライクなマスターベッドルームがシームレスに繋がります。機能性の中に楽しさをデザインした、暮らしの美学が息づく建築です。
福島の森の家
株式会社 SPAZIO建築設計事務所
福島市郊外の丘陵地に建つこの住まいは、森や果樹園に囲まれた豊かな自然と、市街地の夜景を望む眺望を享受するために計画されました。深く伸びた軒が美しい水平ラインを描きながら、夏の日差しや雨風をやわらかく受け止めます。室内は北側の開けた景色と南側から差し込む冬の陽光を取り込む南北に伸びやかな構成とし、四季の変化を身近に感じられる心地よい空間を実現。自然と調和しながら穏やかに暮らすための住まいです。
西大海道の家
後藤耕太建築工房
一宮市の住宅地に建つ住まいです。敷地の東側には幼稚園があり、人通りの多い道路にも面していたため、外部の視線や環境を適度に遮ることが求められました。東側に大きな壁を設けて開口を抑え、中庭や坪庭を配置することで、外部からの視線を遮りながら自然を取り込む計画としています。外観は落ち着いた佇まいですが、内部には庭に囲まれた開放的な空間が広がります。適所に設けた庇が日射や雨を和らげ、リビングからは誰にも邪魔されない中庭の景色を楽しめる、リゾートのような心地よさを備えた住まいです。
House OTF
株式会社 ファーイースト・デザイン・ラボ
三姉妹を育てるご夫妻のために計画された住宅です。毎年沖縄で過ごす夏休みの思い出から、家族で長く夏を楽しめる住まいを目指しました。敷地にはプールとアウトドアリビングを設け、南の島のヴィラのような過ごし方を日常に取り入れています。庇や開口部の配置を工夫することで、夏は日陰と風を感じながら快適に過ごせる空間としました。子どもたちとの時間や季節の思い出を積み重ねていく住まいです。
ST2-Kyoto
澤村昌彦建築設計事務所
4つの庭を内包する、オーディオのためのコートハウス
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