Abax Architects
中庭のある家|設計事務所による注文住宅実例17選|内なる空を持つ住まい
著者:クラスキ編集部
中庭のある家は、外部に対して閉じながら内側に豊かな自然を取り込む、プライバシーと開放感を両立させた住まいの形です。建物に囲まれた中庭は、安心して使えるプライベートな外部空間となり、採光・通風の核としても機能します。都市部の密集地や道路沿いの敷地でも、中庭を設けることで外の視線を気にせず緑や光を楽しめる環境が生まれます。設計事務所は敷地の形状や周辺環境を読み解きながら、中庭の大きさと位置、建物との関係、植栽計画などを一体的に設計します。静かで豊かな内の空を持つ住まいの事例をご覧ください。
ぞうのいえ
小島光晴建築設計事務所
内と外に大小さまざまな居場所と庭をちりばめた住まいです。季節や気分に合わせて心地よい場所を選びながら過ごせる一方で、家族の気配を緩やかに感じられる空間構成としています。視線や音、香りを通して自然につながり、近づいたり離れたりできる距離感が、この家の豊かさを生み出しています。モバイル化によって暮らしの場所が自由になった現代だからこそ、自分らしく過ごしながら家族や風景の存在を感じられる環境を追求。おおらかな空間は、娘さんが名付けた「ぞうのいえ」の愛称にふさわしい住まいとなっています。
next つくば市 中庭のあるRC造の家
e do design 一級建築士事務所
「next」―60歳から始まる、次の人生を楽しむためのセカンドハウスです。これまで築き上げたビジネスを手放し、新たなステージへ進むための場所として、創作活動を楽しむスタジオやシアター機能を備えた空間、ゆったりと過ごせるLDK、サウナやトレーニングルームなどを計画しました。仕事、趣味、健康、暮らしのすべてを豊かに包み込み、これからの時間を思い切り楽しむための住まい。人生の新たな扉を開く、わくわくに満ちた「next」です。
西大海道の家
後藤耕太建築工房
一宮市の住宅地に建つ住まいです。敷地の東側には幼稚園があり、人通りの多い道路にも面していたため、外部の視線や環境を適度に遮ることが求められました。東側に大きな壁を設けて開口を抑え、中庭や坪庭を配置することで、外部からの視線を遮りながら自然を取り込む計画としています。外観は落ち着いた佇まいですが、内部には庭に囲まれた開放的な空間が広がります。適所に設けた庇が日射や雨を和らげ、リビングからは誰にも邪魔されない中庭の景色を楽しめる、リゾートのような心地よさを備えた住まいです。
光を受けとめるコートハウス
AtelierMA
住宅地のなかにありながら、静けさと開放感を両立したコートハウス型の住まいです。敷地を囲うモルタルの壁が外部の視線を柔らかく遮りながら、光を室内へと導きます。壁は中庭から室内へと連続し、時間とともに移ろう光を受け止めながら豊かな陰影を描き出します。LDKは中庭に大きく開かれ、内と外が緩やかにつながる構成に。住宅密集地においても、空へと視線が抜ける穏やかな居場所を実現しています。
Park Street House
吉デザイン設計事務所
都市の中心部、公園のすぐ隣に建つこの住宅は、三角形の平面構成により独自の空間を生み出しています。外部からの視線をやわらかく遮りつつ、開放的な空間を確保しています。レンタルスペースを併設し、プライバシーの確保と外部への開放を両立しています。内部はコンパクトで機能を効率良く配置し、無駄のない動線で空間をつないでいます。
戸田の家
KASA ARCHITECTS 一級建築士事務所
埼玉県戸田市に建つ住宅です。工場や倉庫が立ち並び交通量の多い環境に配慮し、道路側には建物を閉じる構成としました。内部には中庭を設け、外部から距離を保ちながら光や風を取り込み、落ち着きのある住環境を生み出しています。周囲の環境と向き合いながら、内側に豊かな暮らしの場をつくり出した住まいです。
南足柄の家
天工舎一級建築士事務所
若いご夫婦と二匹の猫が暮らす住まいです。区画整理が進む新しい街並みに対し、外部には閉じつつ内側に開く構成としています。コの字型の平面に中庭を設け、「かくれみの」の樹を中心に据え、街との緩やかな距離感を生み出しています。2階にはデッキを設け、周辺環境から距離を取りながら採光も確保しています。室内は和モダンでまとめ、古さではなく落ち着きと品を重視しました。時間とともに味わいが深まる住まいです。
松山・道後の家
澤村昌彦建築設計事務所
中庭を散りばめながら、景色を取り入れたコートハウス
土間と回廊の家
ジュウニミリ建築設計事務所
愛知県長久手市に佇む、ギャラリーを内包したストイックな住まいです。建物の中心に据えられた中庭を手がかりに、日々の営みが美しく展開するプランです。1階の床には全面に土間コンクリート金鏝仕上げを採用し、外壁もモルタル金鏝仕上げに撥水剤塗布という、職人の手仕事の跡を残す湿式の簡素な素材で統一。余計な装飾を削ぎ落としたシンプルかつ静謐な空間が、住まい手の日常とアートをモダンに引き立てます。
Courtyard House
株式会社 ファーイースト・デザイン・ラボ
建て込んだ住宅地にありながら、中庭へ大きく開いた開放的なコートハウスです。リビング・ダイニングは中庭と一体となるよう計画され、周囲の視線を気にすることなく光や風を取り込める心地よい住環境を実現しています。また、愛猫との暮らしにも配慮し、リビングと猫専用スペースをつなぐ小窓など、猫が自由に過ごせる工夫を随所に採用。家族と猫が互いの気配を感じながら快適に暮らせる、やさしく豊かな住まいとなっています。
南山の家
内田雄介設計室
丘陵地を切り開いた開発地に建つ住まいです。周辺環境の変化に左右されない普遍的な美しさと、時の移ろいを穏やかに受け入れる住まいを目指して計画しました。中庭と吹抜けを効果的に配置することで、建物全体に光と風が巡る開放的な空間を実現。リビングのフルオープン窓は内と外を緩やかにつなぎ、豊かな緑を暮らしの中へ取り込みます。自然の気配を身近に感じながら、四季とともに心地よく暮らせる住まいです。
本の栖
充総合計画一級建築士事務所
商業地域の高密度な街区に計画した木造住宅です。プライバシーを確保しながら通風・採光を丁寧に確保し、見えない部分にコストと性能を注ぎ込むことで適正価格の住宅を目指しています。吹抜けの壁面は数万冊の蔵書により覆われ、住まいそのものが本の森のような空間となります。都市の喧噪を背景にしながらも、内部には豊かな知の気配が満ちています。
街に閉じ緑に開く住まい|小さな中庭と大きな縁側の家
株式会社 山本嘉寛建築設計事務所
敷地はニュータウン外縁で、新興住宅地と豊かな自然や古い集落が隣接する立地です。小さな中庭を中心に諸室が数珠つなぎに連なり、南側の大きな縁側にも開くコートハウス形式の住宅です。エントランスを開けると玄関・中庭・和室・縁側・庭が一体に連続する仕掛けになっています。
羽曳野の住宅
一級建築士事務所 Coo Planning
大阪府羽曳野市の角地に建つ木造平屋建ての住宅です。計画の見直しにより2階を省き、切妻屋根の勾配を活かした斜め天井で開放的な空間を実現しました。中庭を介してLDKをずらしながら連続させ、視線の広がりと多様な居場所を創出。個室を分散配置することで家族の適度な距離感を保ちます。黒を基調とした内装により、落ち着きあるホテルライクな住まいとしています。
Tea House
I 設計室
幹線道路に近い住宅地に建つ住まいです。前面道路側に広がる公園の緑を取り込みながら、中庭を設けて光と風を住まいの奥へ導く構成としました。床座の視線の高さを意識して空間を緩やかに区切り、人と風、家具やものとの距離感を丁寧にデザインしています。壁で明確に仕切るのではなく、光や風、気配といった目に見えない「間合い」を建築として表現した、静かなつながりを生む住まいです。
I-house
石橋優介建築設計事務所/IAA
周囲を建物に囲まれた敷地条件を生かし、住まいの中心に中庭を設けました。各室に光と風を届けながら、洗面脱衣室から中庭へ直接つながる動線で、洗濯をはじめとする家事もスムーズに。さらに、将来2室に分けられる子ども部屋や、玄関の土間収納、キッチンに隣接したパントリーなど、暮らしの変化に対応する収納を計画しています。30年先まで見据え、日々の使いやすさを丁寧に整えた住まいです。
ホテルライクなコートハウス「ドッグランのあるタイル床の家」
一級建築士事務所 アトリエm
バンコクでの暮らしを経て日本へ戻ったご夫妻と、2匹の愛犬のために計画されたコートハウスです。芝生のドッグランを囲むように住空間を配置し、大きな吹抜けを持つLDKは、光と風を取り込みながらも高いプライバシーを確保。タイル床や浴室の設えには、海外で親しんだホテルライクな暮らしのエッセンスを取り入れました。愛犬との快適な動線や緑を望む中庭、タイ文化を感じる金色のアクセントなど、家族らしさを丁寧に映し出した住まいです。
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