KASA ARCHITECTS 一級建築士事務所
自然と暮らす家|設計事務所による注文住宅7選|緑と土と風の中に住まう
著者:クラスキ編集部
自然の中に溶け込むように暮らしたいという願いは、家づくりの根本的な動機のひとつです。木々の緑、季節ごとに変わる光と風、土の感触。自然の豊かさを住まいの内側まで引き込むためには、敷地の地形や植生、日照・風向きを丁寧に読み解く設計の視点が欠かせません。建物の配置や開口部の方向を工夫することで、自然換気を促し、四季の変化を室内で感じられる住まいが実現します。設計事務所は敷地固有の自然環境を最大限に活かしながら、周辺の景観と調和し、長く自然と対話できる住まいを設計します。土地の力を引き出した事例を紹介します。
木立の中の家 - sawvi
佐賀高橋設計室
緑に囲まれた店舗併用住宅です。南側に山が迫り光が入りにくい敷地条件の中で、いかに自然光を取り込み、周囲の豊かな緑を切り取るかを丁寧に検討して設計されています。室内には光と景色の抜けを生む開口を計画し、環境を積極的に室内へと引き込んでいます。1階の店舗では、麹にまつわるさまざまな商品を扱う空間となっています。
米原の家Ⅱ
若林秀典建築設計事務所
滋賀県米原市、伊吹山麓の豪雪地に建つ子世帯の住宅です。夏の山風を取り入れつつ冬の寒さを抑えるため、北側は開口を小さく、南側は大きく開く配置とし、敷地北寄せのL字型で母屋と中庭を囲むように配置しました。低めの廊下から吹抜のLDKへと連なり、南側の大開口が中庭や2階室と連続して家族の気配を繋ぎます。玄関の地窓から中庭とリビングの足元が垣間見える構成です。
SOHOハウス
豊田和久建築工房
SOHOとして計画された住まいで、厳しい高さ制限をクリアしながら居住空間と仕事空間を両立させた建築です。湾曲した屋根形状により法規的制約を巧みに回避しつつ、内部にはやわらかな天井の広がりを生み出しています。全体はコンパクトでありながらも圧迫感を感じさせず、光と空気が穏やかに巡る構成としました。住まいと仕事場が自然に溶け合い、柔らかなデザインが日常と創作の両方を包み込む空間です。
森のアトリエ
KASA ARCHITECTS 一級建築士事務所
北側に広がる国有林と、南側に浅間山の裾野を望む森の中にそっと置いたような建築です。1階には菓子工房、2階を住居とする職住一体の住まいです。豊かな自然の風景を身近に感じながら、ものづくりと暮らしがゆるやかに重なり合う住まいとなっています。
木と共に生きる家
一級建築士事務所 りんごスタジオ
大宮の風致地区に佇む、のどかな自然と繋がる住まいです。建ぺい率4割という制限のなか、豊かな広がりを生み出すために、正方形のシンプルな平面的・立体的構成が試みられました。南側の私道から抜ける光と風、隣家の借景を大胆に取り込む開口部。内部は1.5階の中間層を設けたスキップフロアにより床面積を確保し、高低差のある空間をオープンに繋いでいます。仕上げに県産の西川杉を纏った空間は、クラシカルな手法に裏打ちされた、外と内が心地よく融け合う美しい建築です。
富雄の家
井上久実設計室
風致地区ならではの統一感ある街並みが広がる奈良市富雄の住宅地に建つ、夫婦それぞれのアトリエを併設した住まいです。家族の暮らしや趣味、創作活動を受け止める場として計画され、住まい手の個性を建築に丁寧に映し出しました。周囲の景観との調和を大切にしながらも、画一的ではない豊かな表情を備え、多様な暮らしが街に彩りと活気をもたらすことを目指した住宅です。
木立に佇む家
設計事務所アーキプレイス
30代夫婦と男の子の3人家族のための住まいです。木立に囲まれ、北側には浅間山を望む敷地の特性を生かし、内外が一体となる空間構成としました。水廻りは南側と坪庭に面して配置し、明るく風通しの良い環境を確保。茶会や宿泊に対応する和室はLDKから離し、水廻り近くに設けています。2階の書斎は家族で眺望を楽しむ場とし、自然とともに暮らす住まいを実現しています。
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