ティー設計室
木の家|設計事務所による注文住宅8選|木の温もりと共に生きる住まい
著者:クラスキ編集部
木はその温もりある質感と香り、経年による美しい変化から、住まいの素材として長く愛され続けています。木の家といっても、その表現は多彩です。無垢フローリングや木製建具による室内の仕上げから、現し梁や柱による構造美の表現、CLTや大断面木材を用いたダイナミックな空間構成まで、木の使い方によって生まれる雰囲気は大きく異なります。設計事務所は施主の求める木の表現と、樹種・納まりなどの技術的な検討を組み合わせながら、長く快適に暮らせる木の住まいを設計します。素材の力が静かに宿る住まいの事例をご覧ください。
傾斜地とブリッジの家
ジュウニミリ建築設計事務所
岐阜県中津川市での二世帯住宅への建て替え計画です。とても眺めの良い敷地であるものの、敷地内および隣地との高低差が大きく、既存の玉石擁壁は古く、高低差をどう計画するかが建て替えの大きなポイントとなりました。
米原の家Ⅱ
若林秀典建築設計事務所
滋賀県米原市、伊吹山麓の豪雪地に建つ子世帯の住宅です。夏の山風を取り入れつつ冬の寒さを抑えるため、北側は開口を小さく、南側は大きく開く配置とし、敷地北寄せのL字型で母屋と中庭を囲むように配置しました。低めの廊下から吹抜のLDKへと連なり、南側の大開口が中庭や2階室と連続して家族の気配を繋ぎます。玄関の地窓から中庭とリビングの足元が垣間見える構成です。
木と共に生きる家
一級建築士事務所 りんごスタジオ
大宮の風致地区に佇む、のどかな自然と繋がる住まいです。建ぺい率4割という制限のなか、豊かな広がりを生み出すために、正方形のシンプルな平面的・立体的構成が試みられました。南側の私道から抜ける光と風、隣家の借景を大胆に取り込む開口部。内部は1.5階の中間層を設けたスキップフロアにより床面積を確保し、高低差のある空間をオープンに繋いでいます。仕上げに県産の西川杉を纏った空間は、クラシカルな手法に裏打ちされた、外と内が心地よく融け合う美しい建築です。
大型犬2匹のためのスロープハウス
充総合計画一級建築士事務所
大型犬2匹と快適に暮らすために計画された、屋上まで続くスロープのある住まいです。愛犬たちは階段を使うことなく、住まい全体を自由に行き来できます。通常、スロープは長い動線と広い床面積を必要としますが、本住宅では人用の緩やかな階段を併設することで、空間効率とコストのバランスを実現しました。愛犬へのやさしさと建築的合理性を両立した設計です。さらに、耐震等級の向上に加え、繰り返しの地震に備える制震構造を採用し、安心して長く暮らせる住まいに仕上げています。
相模原の家
内田雄介設計室
築約20年の戸建住宅を、3人家族のためにリノベーションした住まいです。美しい里山の風景に囲まれた環境の中で、既存住宅の確かな構造や趣を活かしながら、現代の暮らしに寄り添う空間へと再構築しました。部屋数を見直すことで生まれた「余白」が、空間同士や内と外を緩やかにつなぎ、新たな居場所を創出しています。新旧の時間と自然風景が心地よく溶け合う、家族の思い出を育む住まいです。
吹抜けで家族が繋がる高性能住宅|袖ヶ浦・蔵波台の住まい
タイラヤスヒロ建築設計事務所
家の中心に大きな吹き抜けを据え、人・光・風が立体的に巡る回遊性の高い住まいです。南側をセットバックして設けたウッドデッキは、造園家による植栽と緩やかにつながり、内と外を心地よく結びます。吹き抜けに面した2階の通路は、庇として日射を調整しながら耐震性にも寄与。耐震等級3、UA値0.47、C値0.30の高性能を備え、大空間と快適性を両立しています。シンプルな切妻屋根と深い軒が古い町並みに調和し、端正で落ち着いた佇まいをつくり出しています。
丁寧に暮らす家(リノベーション)
芦田成人建築設計事務所
お子様の独立を機に、ご夫婦二人のこれからの暮らしを見据えて行われたリノベーションです。「丁寧に暮らしたい」という想いを出発点に、落ち着きと質感を大切にした空間を計画。住まいの随所には、読書や思索にふけりたくなるような小さな居場所を散りばめました。素材や天井高、開口部の工夫によって、場所ごとに異なる表情と心地よさを生み出し、日々の暮らしに豊かな余韻をもたらす住まいです。
エリンギ
株式会社 MuFF
本事例の設計のポイントは、周辺環境を踏まえた抜けの確保です。具体的にはリビングを2階に配置して視線の抜けをつくり、屋上に物見台を設置して花火が見えるように計画しています。
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