井上久実設計室
中庭のある家|実例の紹介|光と風を招き、季節のうつろいを楽しむ暮らし
著者:クラスキ編集部
中庭のある住宅は、限られた都市の敷地でも室内に十分な自然光と通風を届ける優れた設計手法です。建物をコの字やロの字型に配置し、中庭を囲むことで内と外の境界が緩やかになります。
家族の視線や気配を感じながらも、プライバシーを確保した空間となります。床の素材や植栽にもこだわり、季節の移ろいを感じられる空間を演出、無垢材のデッキやタイルが温かみを与えてくれます。
家族の視線や気配を感じながらも、プライバシーを確保した空間となります。床の素材や植栽にもこだわり、季節の移ろいを感じられる空間を演出、無垢材のデッキやタイルが温かみを与えてくれます。
日照・通風・プライバシーを同時に満たす、中庭が生む暮らしの質の向上。
中庭のある家 |中庭
中庭は住宅の中心に配置されることが多く、室内へ均一な自然光を届ける役割を担います。建築的には、道路や隣地の視線を遮りながらも、室内の明るさを確保できる点が大きな魅力です。
通風計画としては、風の入口と出口を意識した配置により、夏季の熱気を効率よく排出し快適な室温を保ちます。さらに、素材の選択や植栽の計画が空間の印象を左右し、緑が持つ心理的な安らぎも暮らしに深みを加えます。
LDKと一体化した中庭がつくる、光・風・家族の距離感を整える住まいの形。
中庭のある家 |LDK
LDKと中庭を隣接させることで、室内と屋外がつながり、空間に広がりが生まれます。大きな開口部は自然光をたっぷり取り込み、日中は照明を使わずとも明るさを保てます。キッチンから目の届く距離に中庭がある設計は、家事の合間に家族の様子を確認しやすく安心感をもたらします。
中庭を介して風が抜けるため、快適な通風環境も確保します。季節ごとに変わる植栽の表情が暮らしに豊かさを添え、日々の生活を彩ります。
中庭とテラスを組み合わせた、多層的な屋外空間の活用による暮らしの広がり。
中庭のある家 |テラス
中庭とルーフテラスやバルコニーを組み合わせることで、住まいに多様な屋外空間が生まれます。1階の中庭は家族の憩いの場として、2階や屋上のテラスは眺望や風を楽しむプライベートスペースになります。
設計段階で視線の抜けや隣接する建物との距離を考慮することで、プライバシーと開放感を両立します。照明や家具を適切に配置すれば、昼夜問わず多彩なシーンで外時間を楽しめ、都市生活にゆとりをもたらします。
閉じた外観の奥に広がる開放感、中庭を内包した構成の美しさと機能性。
中庭のある家 |外観
中庭のある住宅は、外部に対して閉じつつも内部は開放的な空間を実現します。道路側のファサードはプライバシー保護のために開口を絞り、重厚感のある素材で落ち着いた印象にまとめることができます。
一方で中庭に面する内側は大開口の窓を設け、光や緑を室内に取り込みます。この対比が外観の静けさと内側の豊かな表情を際立たせ、住まう人の安心感と開放感の両立をもたらします。
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