多田建築設計事務所
終の棲家|設計事務所による注文住宅6選|人生の後半を豊かに生きるための住まい
著者:クラスキ編集部
人生の後半を安心して、自分らしく暮らし続けるための住まいを丁寧に設計すること、それが「終の棲家」の家づくりの本質です。段差のないフラットな動線、車椅子や歩行補助器具に対応できる廊下・開口部の幅、手すりの設置を想定した壁下地の補強、浴室・トイレの安全な設え、将来の生活変化に対応できる可変性のある間取りなど、快適さと安全性を両立させる設計の視点が求められます。一方で、機能的な配慮だけでなく、長い年月を心地よく過ごせる素材の温かさや、光の豊かさ、好きなものに囲まれた美しい空間も大切にしたいものです。設計事務所はその両方を丁寧に調整しながら、人生の豊かな後半を支える住まいを提案します。
館山の家
多田建築設計事務所
千葉県館山市の国定公園内に建つ住宅です。北東の海側に大きく開口し、南西は極力閉じた形態としている。玄関土間は釣り用に広くとり、リビングに深い軒の濡れ縁を設けています。南へ登る棟木を持つ、対角線の屋根架構が内部に表れ、外壁は木貼りなど塩害対策に配慮しています。
なごみキッチン 海いろ
株式会社 SPAZIO建築設計事務所
仙台港を遠望する牧歌的な丘の上に建つ、夫婦のための小さな終の棲家です。快適でコンパクトな暮らしを実現するため、諸室の配置と動線を丁寧に整理し、行き止まりのない回遊性のあるプランを採用。日々の移動をスムーズにしながら、穏やかで豊かな時間を育む住まいとしています。
光をつかむ家|住宅密集地に小さく・安心・心地よく
株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所
住宅が密集する63㎡の敷地に建つ、光を巧みに取り込んだ住まいです。南側道路に面しながらも周囲の建物によって日照条件が厳しい環境の中、吹き抜けを活用して2階からの光を1階へと導きました。まるで滝のように降り注ぐ自然光が住まいの隅々まで届き、限られた敷地とは思えない明るさと開放感を実現しています。都市住宅の課題を、光のデザインによって解決した住まいです。
室内化したテラスを持つ家
設計事務所アーキプレイス
子育てを終えたご夫婦が、日々の暮らしを大切に過ごすための終の住まいです。生活の中心となる2階は、南東のテラスを囲むようにリビングとダイニングを配置。屋根や壁に囲われたテラスは、外部の視線を遮りつつ自然を身近に感じられる半屋外空間です。1階には音楽室を設け、そこから生まれる床の段差や吹抜、展望テラスが空間に多様性と連続性をもたらす、木造3階建ての住宅となっています。
校舎裏の家
an Archi-Lab. 一級建築士事務所
間口6.5m×奥行9.5m、面積19坪の狭小敷地で、北側は幅員4m道路、東西に隣家、南側に三階建て校舎が迫る環境です。 「明るい家」の要望に応え、南側に濡縁と小庭の余白を設け、躙口のような高さの開口で内外を繋げています。玄関前の溜りと土間で路地から小庭への抜けをつくり、玄関扉を防火壁ラインから外しています。 四つの居室でプライバシーにグラデーションを付け、二階居間を光溜りとしルーバー状の床で下階へ光と自然な換気を届けています。
大きな吹き抜けのある古民家の改修|きたまちの家
株式会社 山本嘉寛建築設計事務所
奈良市内の敷地では、異なる年代の建物が濡れ縁や中庭を介して連なっています。その中で一番古くて大きな納屋を、快適な生活が送れる住まいへ改修する計画です。納屋は元々材木倉庫として建てられ、半分が大きな吹き抜けで大部分が吹きさらしの状態でした。 劣化して柱梁から剥離した土壁を全て落とし、蟻害・腐朽を受けた柱梁を補強・交換し、断熱補強を行った上で吹き抜けを大きなLDKに転用、その周りに来客用和室、寝室、水廻り、収納、猫の部屋を整備しました。
-
回遊動線|設計事務所による注文住宅|ぐるりとつながる、暮らしやすさの設計2026-05-11|クラスキ編集部 -
おしゃれな収納|家づくりのポイント|生活を整える見えない工夫と計画のコツ2025-10-20|クラスキ編集部 -
アウトドアリビング|設計事務所の紹介|内と外がひとつになる暮らし2026-05-13|クラスキ編集部 -
おしゃれなアトリエ|家づくりのポイント|創作活動を支える採光と環境づくり2026-03-02|クラスキ編集部 -
自然光を取り込む家|家づくりのポイント|採光計画と季節ごとの光の変化への対応2026-03-02|クラスキ編集部 -
アンティーク好きの家|実例の紹介|時を重ねた家具と心地よく暮らす、素材の深みを楽しむ住まい2026-05-17|クラスキ編集部