株式会社 山本嘉寛建築設計事務所
アンティーク好きの家|実例の紹介|時を重ねた家具と心地よく暮らす、素材の深みを楽しむ住まい
著者:クラスキ編集部
アンティーク好きの家では、新しい住まいの中に、長い時間を経た家具や素材が自然になじむ空間づくりが大切になります。無垢材の床や塗り壁、真鍮の金物など、経年変化を楽しめる素材を選ぶことで、アンティーク家具との調和が生まれます。既製品だけで空間を整えるのではなく、建具や収納を造作し、家具と建築を一体で考える設計も増えています。また、照明計画によって陰影をやわらかく整えることで、古い家具特有の質感がより美しく見えるようになります。アンティーク家具は一点ごとにサイズや存在感が異なるため、搬入経路や配置計画まで含めて設計することも重要です。住みながら少しずつ完成していく余白のある住まいが、長く愛着を持てる空間につながります。
飾るだけでは終わらない、アンティークと自然に調和するLDK空間
アンティーク好きの家 |LDK
アンティーク家具の魅力を引き立てるLDKでは、空間全体の素材感や色のバランスが重要になります。床や天井に木の質感を取り入れながら、壁はシンプルに整えることで、家具の存在感が自然に際立ちます。ヴィンテージチェアや古材のテーブルに合わせて、キッチンや収納も造作で計画することで、インテリアに一体感を持たせることができます。また、照明の色温度を落ち着いた暖色系にすることで、家具の陰影や質感をより豊かに感じられます。アンティーク家具はサイズや形が一点ごとに異なるため、置く場所をあらかじめ想定した間取り計画も大切です。新築でありながら過度に作り込みすぎず、時間とともに暮らしが馴染んでいくLDKが、心地よい住まいにつながります。
お気に入りの家具と静かに過ごす、アンティークが映える落ち着いた空間
アンティーク好きの家 |リビング
アンティーク好きのリビングでは、家具を主役にしながら、空間全体を穏やかに整える設計が求められます。間接照明を取り入れることで、落ち着いた居心地が生まれます。また、大きな収納を壁面に組み込むことで生活感を整理し、家具や雑貨の質感をより美しく見せることができます。アンティーク家具は直射日光によって劣化しやすいものもあるため、窓の位置やカーテンの配慮も重要です。ソファやラグだけでなく、古い扉やステンドグラスをインテリアとして取り入れる住まいも増えています。使い込まれた素材の魅力が自然と暮らしに溶け込むリビングは、時間をゆっくり楽しめる空間になります。
開放感の中にも落ち着きを、アンティーク家具が心地よく映える吹き抜けのある住まい
アンティーク好きの家 |吹き抜け
吹き抜けのある住まいは、開放感を得られる一方で、空間が無機質に見えやすいことがあります。アンティーク好きの家では、梁や素材を取り入れながら、吹き抜けに温かみを加える設計が効果的です。特に、古民家で使われていた古材のあらわし梁を取り入れると、長い年月を経た木ならではの深い質感が加わり、空間全体に落ち着きが生まれます。高窓から柔らかい自然光を取り込むことで、家具や床材、古材の表情がより豊かに感じられる点も魅力です。また、吹き抜けにアイアン手すりやヴィンテージ照明を組み合わせることで、空間全体に統一感が生まれます。吹き抜けは音や冷暖房効率に影響しやすいため、断熱性能や空気循環まで丁寧に計画することが、快適に暮らせる住まいにつながります。
素材の風合いが住まいの表情になる、アンティークの世界観になじむ外観デザインの工夫
アンティーク好きの家 |外観
アンティーク好きの家の外観では、装飾を増やしすぎるのではなく、素材そのものの風合いを活かすことが大切です。塗り壁や板張り、レンガなど、時間とともに表情が変化する素材は、アンティーク家具の持つ雰囲気とも自然になじみます。また、窓枠や玄関ドアに木やアイアンを取り入れることで、住まい全体に落ち着いた印象が生まれます。シンプルな箱型の建物に素材感だけで個性を出す設計も増えています。外観を計画する際には、経年変化後の見え方やメンテナンス性まで考慮することが重要です。新築時だけでなく、10年後、20年後も味わいが増していく外観は、暮らしへの愛着を深めてくれます。
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